本牧海釣り施設 つり場ガイド


日本全国の釣り公園の中でも最も人気と実績の高い釣り公園を知っているだろうか。それは横浜本牧にある本牧海釣り施設である。年間延べ入場者数はなんと14万を超すという。参考までに公園内の釣り場構成を書くと、管理棟を抜けて階段を降りるとすぐに「渡り桟橋」があり、突き当たりを右に折れると300mの沖桟橋がある。さらに左右の護岸側にも釣り場が展開され、左右合計600mの護岸がある。


公園内の釣り人収容人数は700人と広い。天気の良い週末になると1m間隔で竿を出すことになる。参考までに潮位差は大潮時に約1.8mにもなる。潮流速は約0.1〜0.3ノット。この数字は一般的な釣り公園と比較すると、かなり速いとのこと。


取材当日は今年初の春一番が吹き荒れて、渡り桟橋と沖桟橋の釣りが禁止され釣り人に撤収勧告がだされたほど。東京湾では南よりの風には強いとはいえ、ここまで強く吹けば釣りがしにくいどころではなく、危険性を感じるほどになる。撤収後は護岸釣り場へ移動する人が多くいた。天気がほぼ晴天だっただけに釣果が芳しくないとなかなか帰りたくないもの。


実際、撤収組の釣り人に「何か釣れましたか」と聞くと、「撤収する直前にコノシロが釣れました」と言ってクーラーボックスの中からすべての魚を出してみせてくれた。すべてイワシ狙いのサビキ仕掛けで釣ったというからサビキ仕掛け恐るべしといった印象を受けた。コノシロの他にはメバル、ウミタナゴ、カタクチイワシ15匹前後であった。因に護岸側の足下水深は約5〜6m。沖桟橋は深く16m前後もあるという。


これから4月に入り陽気が暖かくなると、徐々に水温が上昇し、アジやサバの回遊が始まり、クロダイやスズキの活性も高くなるはずだ。同施設内にはトイレはもちろん手洗い場や軽食(そば、うどん類)売店と釣り餌販売もあり、手ぶらで来た人にも釣りが楽しめる貸し竿もある。至れり尽くせりの「日本一人気の高い」釣り公園といえよう。大人入場料金900円、中学生450円、小学生300円は納得の額だろう。隣接した有料駐車場も1日500円以内と良心的である。





片瀬漁港 萬司郎丸 ビシアジつり


冬場に美味しくなる魚は多いが、相模湾のマアジは見逃せない。体内に脂を蓄えた美味なアジを狙って2月20日の日曜日に片瀬漁港の萬司郎丸からビシアジ狙いで出船した。当日は北東の風が若干吹いてはいたが、北寄りの風に強い相模湾なら問題はない。午前7時に片舷9人、船中18人のビシアジファンを乗せて一路二の宮沖を目指して走り出した。曇天で寒い北東風なのになんと19人とは驚き。真冬の釣りに慣れているひとばかりかと思いきや、小学生のお子さんを連れた親子連れまで乗っていたのにはビックリ。というのも、相模湾のビシアジ釣りは電動リールが不可欠。水深100m以上の深い場所に130号のビシを落として狙うからだ。女性は慣れれば問題はないが、子供には辛いのではとみていると「そんなの関係ないよ」という顔で仲良く親子で竿を出していた。たぶん、何度かの経験アリと見受けた。


さて、瀬ノ海と呼ばれる二の宮沖に到着したのは7時50分近く。アンカーを入れてのカカリ釣りの開始だ。水深は105m。このポイントでは平均的な水深である。イワシミンチのコマセをビシに詰め込み投入。しばらくするとサバが釣れ始めた。しかも中途半端に小さいので困る。困るのはこのサバ、アタリはアジそっくりで上まで上がってきても暴れないから、てっきりアジだろうと取り込もうとすると、なんだサバじゃないか、とガックリすること数十回。同じサバでもでっぷりと脂の乗った全長35cm級なら大歓迎なのだが、中途半端な中サバでは、と海に返す人が多かった。でも筆者は型がこぶりでもこの時期なら脂が乗っているのは知っていたので数匹だけでもとエラを指でちぎってバケツに放り込む。血抜きをしてからクーラーボックスに入れるためだ。


サバに混じってポツリポツリとアジも釣れてくるが、型は平均22cm程度と小さい。それでも片弦9人だから取り込みは間違いなくオマツリ状態。ハリがガッチリと上顎に掛かっていれば振り落とされることはないが、どうしても隣同士とのオマツリでは取り込めずに海にポッチャンと落ちることは50%以上だったかもしれない。


サバの猛攻に痺れを切らした船長は移動を告げるが、すでに時計の針は10時近くになっていた。移動後はなんと潮が止まったのか魚のアタリは皆無。船中で誰もアジとかサバを釣り上げている姿は見なかった。そこで最後の手を使ったのがアンカーを入れずに流し釣り。2回目の移動後は、流し釣りで拾い釣りといった印象だったが、昼時刻を迎えたとたんにアタリが出始めた。水深130m。しかもタナは低く底上2.5mだ。ポツリポツリと釣れてくるアジはどれも25cmオーバーで、中には30cm近い良型も数匹混じっている。右隣の貸し竿の釣り人は「なんか重たくてよく引くんですけど」と嬉しそうな目をして電動リールを巻き上げている。


海面からボッコリと浮かんだのは全長45cm近いマトウダイ。これには筆者もビックリ。てっきり大アジのダブルだろうと思い込んでいただけに思わず仲乗りさんに「タモタモっ」と叫んでしまった。まるで自分が釣ったかのような感動的な瞬間であった。


その後もほぼ1時間近くはそこそこアタリもあり、良型アジを釣り上げたが、残りの1時間はオマツリとその修復のロスタイムであえなくジ・エンド。午後2時に沖揚がりとなった。船中トップは30匹とか。最低でも3匹。あの小学生のお子様はいったい何匹釣ったのだろうか。筆者は12匹とサバ5匹。まぁ、午前中の悲惨な状態を抜け出せのでひとまず、ホッとひと安心。自宅に戻ってからのアジは超美味。刺身とタタキにして、翌日は塩焼き、サパは一度軽く塩焼きにしてからタルタルソースを乗せて食べると別の魚のように旨いのだ。一度お試しあれ。





二の宮梅沢堤防 つり場ガイド


大磯港を過ぎて小田原の早川港までの間にポツンと1本だけ砂浜海岸から延びた堤防が堤防がある。二の宮海岸の梅沢堤防だ。西湘バイパスを入っていると逆に目立つ堤防といえる。というのも、天気の良い週末にはどうしてこんなに釣り人が短い突堤に密集しているのか疑問に感じるからだ。


理由は簡単。無料駐車場(夏季は有料)と公衆トイレがあるからだ。さらに言えば、多種多様な釣り方で多彩な魚を四季を通して狙えるからである。春から初夏はウキフカセ釣りでクロダイ、メジナ、ウミタナゴなど。投げ釣りでは、シロギスとイシモチがメインターゲット。夏から秋は青物が回遊する。イナダやソウダガツオに混じって良型のカンパチも釣れるというから侮れない。弓角を使ったサーフトローリングが定番だが、早朝にナブラが起きればメタルジグ30g前後でもヒットする。


注意したい点は堤防の高さ。大潮の満潮など潮位が高い時には堤防の上に波が被るので滑り止めなど足下には十分注意したい。また。台風一過でウネリの高い日は釣りを控えた方が良い。足下の水深は中央付近で5m前後。潮が濁れば良型のクロダイが一人で2時間程度で数匹釣れるというのもうなづける。


ここは漁場でもあるため砂浜から漁師が船を出す。そのための太いロープが向かって左側の海中に延びている。堤防から東方向に投げ釣りをする際は、このロープが海中に入り込んでいるかどうかを確認してからキャストすること。砂浜は両サイドとも急深で、波打ち際にヒラメやマゴチが潜んでいることが多い。特に晩秋から丸先は良型がぶっ込み釣りでヒットする確率が高い。エサは冷凍イワシでOKだが、できれば活きエサが最高。投入ポイントは波打ち際から30〜40m程度で大丈夫。


堤防西側は根が点在していて、投げ釣りではすぐに仕掛けを損失するため西側はウキ釣りかルアー、サビキ釣りで楽しむのが得策といえる。東側は砂地帯が広がる。

 




大磯港 つり場ガイド


西湘バイパスの入口手前にある漁港が大磯港である。下りの渋滞がなければ平塚新港からクルマで10分前後で着くことができる。港は大別して東堤と西堤に区分できるが、西堤防は砂積み場があり、ほとんど立入禁止エリアと考えていい。西湘バイパス下には公衆トイレと有料駐車場があり、港内側にもパーキングはあるので夏季の混雑時でも満車という日はあまりない。


カブト岩がある東堤は年間を通じてサーファーが多い。そのためチョイ投げやルアーで仕掛けを遠投する場合には十分投げる方向と距離に注意が必要といえる。

投げ釣りでは、初夏からシロギス、メゴチ、イシモチなどが釣れる。クロダイも潮が濁ればウキフカセ釣りやダンゴ釣りで4月ー頃から高実績となる。


西堤は基本的に全域立入禁止エリア。ただし、海岸へ降りられる階段があり、投げ釣りやクロダイ狙いの地元ベタランが竿を出す。照ケ崎と呼ばれる一級磯釣り場として人気と実績は高い。また、干潮時間帯には磯遊びをする家族連れが5〜7月に多くなるので長竿を振る際には要注意だ。


最も釣り人が密集するのが漁協と魚市場の建物がある前の堤防。ここは水深が深く適度に潮が通すため、サビキ釣りでイワシ、アジ、ウミタナゴ、メジナなどが釣れる。夜釣りならクロダイ、フッコ、メバルモ良く顔をみせる。撮影当日は砂置き場前の護岸が駐車場の整備などで工事中。2011年2月末までこのエリアには入れないと同時に釣りは禁止されている。サビキ釣りやウキ釣りで多彩な魚が釣れる場所だけに早期に工事完了を期待したいものである。


最後に朗報。「めしや大磯港」は新鮮な魚介類を食べさせてくれる市場食堂的な存在。昨年4月にオープンしたばかりだけからまだ認知度は低い。それでも地元住民は週末になるとジョギングやサイクリングの途中に立ち寄る人が多いようだ。毎週水曜日が定休日。ごぜん11時30分から14時までが昼の部とのこと。夜は夕方5時から再オープン。ただし、シケ日や台風など悪天候の日も休業するとのこと。同店利用客は駐車場が無料になるとか。(要確認)





沼津 木負湾ボート釣り

酷寒の1月下旬の22日に沼津の木負堤防周辺のボート釣りに出掛けたのでそのリポートしよう。

とは言っても決して大物が釣れた訳でもないし、大漁だったわけでもない。

真冬の手漕ぎのボート釣りにとって無風ベタ凪で釣りを楽しめたことに感謝したい。


向かったのは数年前までスカンジナビア号という豪華客船ホテルが係留されていた木負堤防の湾内。

貸しボート店は金指釣具ボート店だ。

ここは浮き桟橋から出航するため海水に足を濡らすことがない。

しかも、係留ブイに係留できるため釣り場が限定されているから釣りものが特殊でない限り、ボーズになる確率が少ない点も魅力だ。

もちろんオレンジの球形ブイにロープを括り付けるだけだからアンカーの上げ下ろしもなく、体力の消耗もない。


ただし、ボート釣り専用ブイ以外で釣りをするにはイケス群を大きく外したエリアでないと釣りはできない。

最初はカワハギを狙うために係留ブイに結んだが、エサのアサリはほとんど取られない。

そこで持参した冷凍アミコマセを溶かしてザヒキ仕掛けを投入してアジ五目に変更。

すると釣り開始から30分弱ですぐにアタリが出て全長20cm前後の小アジがポツリポツリ。

途中2点掛けもあったものの型が小さいため、8匹を釣り上げた後に業を煮やしてアマダイ狙いに転向。


無風ベタ凪の晴れ模様だったため、淡島付近まで漕ぎ出し、水深53mから60m前後をノーアンカーの流し釣りに挑戦できた。

この時期としては天候に恵まれたことに感謝感謝だったのだが、そんな日に限って本命がなかなか釣れない。

アタリは頻繁にあり、2分前後でオキアミがアッという間に取られてしまう。


対策として考えたのは持参したガルプの人工イソメをオキアミの間に挟んだサンドイッチ装餌だ。

それでも5分もしないうちにハリからすべてのエサが消滅するという活性の高さに驚く。

だが、結局アマダイ狙いの約3時間で釣れたのは16cm程度のトラギス1匹のみ。

水深55m前後で時折良いアタリが出たのだが、本命からのアタリがないまま午後3時に沖上がりとした。

水温は海底27m下で14.2度だった。

参考までに、貸しボート料金は1人乗りで3000円。駐車場は無料。週末は要予約。






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釣り専門出版社の地球丸から5月下旬かに発売された「関東周辺防波堤釣り場ガイド」は北は茨城県大津港から南は静岡県静浦港まで全53港の釣れる絶好ポイントを網羅しました。港の足下の水深から各ポイントの海底状況はもちろん、駐車場、トイレ、最寄りの釣具店など最新情報を盛り込んで制作しました。巻頭カラーページではアオリイカやイナダ、クロダイなど人気魚種の釣り方解説や仕掛け情報も掲載しました。総ページ数144で本体価格1500円+税です。各港のカコミ記事にはグルメ情報や釣具店情報も入れました。うみつりネットの筆者自身が足で取材した渾身の自信作です。できれば書店で手に取ってご覧下さい。

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海釣り最強バイブル 4 熱釣!根魚塾 (メディアボーイMOOK 海釣り最強バイブル 4)
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カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

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