八木沢港 つり場ガイド



土肥港の南、宇久須港の北に位置する八木沢港。
国道136号線から少し中に入った所にある静かな中規模漁港だが、釣り人の数は少ない。
河川が数本流れ込む関係で降雨後には濁りが入りやすい。
全体的に堤防は足場が良く海面までの距離も適度に低くビギナーでも竿を出しやすい。
港内は駐車スペースも広く、ケイズフィッシングという釣具店も国道沿いにあり何かと便利。
公衆トイレは松原川にかかる橋を渡るとみつかる。
シャワーや水道の設備もあるので夏期には重宝する。


釣り物は多彩。

人気が高いのはアオリイカのエギングだが、日中はクロダイのダンゴ釣りが高実績だ。

朝晩のマヅメ時にアオリイカを狙い、日中は堤防中央から先端付近の港内側でのんびりというリレー釣りが効率的。

その他では、サビキ釣りで家族連れにオススメなのがアジ、イワシである。

足場の良い港内側で6月過ぎ頃から楽しめる。外道にメバルやカワハギが混じる。

ただ水深は3〜4m弱だから潮が上げている時間帯が有望といえる。


左側の堤防外側に埋められたテトラ帯には豊富な根魚が居着く。

カサゴやソイは簡単な穴釣りで楽しめる。

サバの切り身を短冊状に切ってテトラの隙間に落とせば良い。

もちろんジグヘッドにソフトルアーの組み合わせでも実績は高い。

ただし足場が悪いので初心者は控えた方が良い。

根がかりも多いので予備の仕掛けは豊富に準備すること。

残念のは海藻類や根が多いため投げ釣りが不向きという点だけ。


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第15回西伊豆町カワハギ釣り大会

爽やかな秋風に乗ってキンモクセイの香りが漂う頃になると、毎年恒例の西伊豆町主催のカワハギ釣り大会が開催される。
今年で15回目を迎える同カワハギ釣り大会は10月17日、安良里港に61名のハギファンを集めて行われた。
筆者は遠方ということもあり毎年前泊することにしている。
今年は6月に手漕ぎボートを借りた宇久須港の「福神丸」にお世話になることにした。


初めて宿泊した宿だが、驚いたのは新鮮で豪華な刺身の盛り合わせ。

とうてい一人前とは思えない5点盛りの他にマハタの煮付け、カサゴの唐揚げ、さらにはイセエビのボイル。

ご飯はアワビ飯と、美味な魚づくしの夕飯に酒量が倍増してしまい、就寝時間が遅くなってしまった。

翌朝は午前5時起床。

開会式は6時30分からだが、駐車場の混雑具合を考えて早めに安良里港に到着。

嬉しいことに海は無風ベタ凪で絶好の釣り日和となった。開会式も早々に船に乗り込む。

筆者は乗船者6名の神丸の右舷大ドモに運良く座ることができた。

基本的に船と釣り座は抽選というシステム。

当日は8隻に分かれて港をスタートしたが、大会だけに釣り開始時間は厳正に決められている。


当日は午前7時15分に釣り開始。

最初は大半の船が田子島周辺に集結した感じでスタートしたが、どの釣り船も小型船が多く、和やかな雰囲気である。

この大会は釣り上げたカワハギの数で勝負する最近では少ない規定。

ただし15cm未満はリリースすることとなっている。

この地域のポイントはどこも水深が深いのが特徴だ。

浅くても30m前後、深い場所では水深45mを越える。

平均して約40mといったところ。

神丸の船長は「なんか小学校の頃の運動会の前の緊張感を感じるね」と笑顔を見せる。

船長自身も上位入賞者を輩出すれば当分自慢ができるということだろう。


ところが、意に反してアタリが少ない。

水温がまだ高いためカワハギが散っていて群れが固まっていないらしい。

各船も点々とポイントを移動しながらカワハギを広い釣りする。

フラットな砂地帯だけでなく、ちょっと険しいカケアガリ地形も攻めてアタリの出方を探る。

筆者は開始から30分位のところでやっとアタリをとらえてダブルで抜き上げた。

ただ型は17cm程度と小さい。しかももう1匹はアマヅラハギだったからガックリ。

潮は適度に流れている感じで悪くないのだが、どうも本命カワハギからのアタリが遠いのだ。


仕掛けは市販のカワハギ仕掛けだが、ハリス止めに好きなハリとハリスを装着できるタイプを使用。

ハリはハゲ針5号を使ったが、途中からダイワのパワーワイドフックに変更した。

理由は筆者の釣り方にある。

オモリが着底したら速攻で竿先を海面近くで10回程度叩く。

次に道糸をわずかにフケさせて弛ませる。

1秒程度待ってからサッと竿を上げて引っ掛けるというスタイルだ。

いわゆる空アワセでカワハギの口回りに針を掛ける釣り方だからハゲ針かワイドフックが最適と判断。

カワハギはエサをついばむ時に一瞬口の中に入れるという。

その早業はなんと0.02秒とか。

その吸い込み動作の最中に最も掛かりやすいのがパワーワイドフックだという。

つまり、竿先でアワセを入れる必要のない「地獄針」ともいえる。

活性が高い日ならカワハギが口の中にアサリを吸い込めばそのまま自然とハリ掛かりするという素人御用達の便利針でもあるのだ。

とはいえ、そんな不精釣りがカワハギに通用するはずもなく、何度となくバラしがあった。トラギスやササノハベラなら間違いなく針掛かりするはずだから間違いなく「エサ捕り名人」の仕業だろう。

楽しいのは筆者の釣り座から操船室の魚探がノゾキ見ることができること。

水深はもちろんだが、海底地形が明確に分かるため、オモリ着底直前のタイミングがとりやすい。

当日、船長は比較的釣りやすい砂地帯を中心に攻めていたようだ。

というのは根ががりらしい根がかりが一度もなかったからだ。

岩礁帯を攻めるとカワハギがエサを見つける前にベラやキタマクラが針掛かりしてしまうからだ。


午前9時前に船長は船団から大きく離れて宇久須港の赤灯台堤防が見える位置に移動。

水深は45mと深いが、右舷胴の間の方が連続して良型を釣り上げ始めた。

筆者はここで秘密兵器を取り出した。

シンカーロボフラッシュと呼ばれる点滅発光オモリを装着したのだ。

カワハギは落ちてくるオモリに強い関心を示すということが分かっているので、周囲に散っているカワハギを寄せて釣ろうと考えたからだ。


だが、この作戦もダメ。

隣で良型が釣れていて、発光点滅オモリに反応、アタリが出ないということたぶん「人工的に光るモノ」は嫌うのかもしれない。

付けエサのアサリが半分以上そのままで戻ってくることが多かったから結局元の白塗り球形オモリに戻した。


少しだけ活性が高まったと感じたのは午前10時30分頃。

終了まであと1時間15分といったところ。

いつも通りの叩いてから少しだけ弛ませて、聞き合わせるとガガガ、グググっと良型を体感させる当日最強の引き具合に船長「オッ、デカイの掛かったか」と嬉しそう。

私は「これでベラだとショックだから期待させないで」と言うと、海面からバシャっと顔を出したのは目検討25cmの良型だ。ホッとひと安心。

というより、西伊豆まで来て小型ばかりでは悲しいからなんとか1枚でもデカイのを、と船長にも言っていたから嬉しさ倍増。

船長も一緒になって「おお、良かったね。おめでとう」と言って喜んでくれた。

その10分後にもほぼ同サイズを釣り上げて「なんか調子出てきたネ」と船長に褒められてしまった。が、そのあとが続かない。

時計の針はすでに残り30分弱。

釣りは最後まで諦めてはいけない、と言う信念を持っているが、アサリが捕られないで戻ってくると、ここにはカワハギはいない、と判断してしまう。

最後まで粘ったものの釣果は毎年のように貧果に終わった。合計6匹に小型ウマヅラが1匹。不思議に感じたのは外道のトラギスやベラが極端に少なかったことだ。


その後、安良里港に全船が戻って検量が開始された。

良型ばかりのベテランや女性釣り師も数人いて、のんびりとしたいつもの検量風景を見るのが私は好きだ。

数が同数の場合は、良型の重量で決定する。

トップは20匹で優勝であった。

群れが散っていて数釣りが難しい状況の中で、17匹も釣った女性には感服だ。

入賞者にはトロフィーの他にイセエビやサザエのお土産つき。

下位でも入賞すれば干物セットがもらえる。

筆者は何も商品はもらえなかったが、西伊豆町の長閑で落ち着いた港町の雰囲気が大好きである。

また来年も「福神丸」に泊まってカワハギを釣るだけで十分。

毎年顔を会わせる人にまた来年会えるのを楽しみに午後の日差しを浴びながら港を後にした。



京急大津港 小川丸 タチウオ釣り

難攻不落の幽霊魚として知られるタチウオだが、今年もいよいよ10月に入り観音崎沖の水深約80m付近で活発にエサを追い始めたという情報をキャッチ。

集中して釣りには半日船が良いだろうと考えて、京急大津港の小川丸に出掛けたのは10月2日の土曜日。

強い引きと簡単調理で美味という観点からも人気が高いのは当日の午前船が片弦6人ということからもうなづける。


定刻の午前7時30分より少し早く港を離れて目指すは観音崎沖。

約20分足らずで到着したもののタチウオを狙う僚船は多くない。

というよりポイントに集結しているという印象はない。

嫌な予感は的中してしまった。

食い渋りで各船が細かくポイント移動をしているだ。

小川丸も水深80mラインで釣り開始。

「底から10m前後を探って下さい」という船長の合図で一斉に80号オモリの仕掛けが投入された。

だがアタリはまったく訪れない。

魚探に魚は映っているはずだが、食わない。

エサを追いかけもしない。

触っても来ない。


こんな閉塞状況に痺れを切らした船長は「下浦沖まで少し走ります」と告げて約20分走った。

そこにはタチウオ釣りで有名な釣り船が集結していた。

ここなら釣れるはずと思って真剣にアタリを出そうとゆっくりと仕掛けを動かしてタチウオの食い気を誘う。

が、わずかなアタリを逃すともうダメ。

エサを追いかけないのだ。

食い込みアタリが出ないため、アワセることができない。

ハリに掛けるために左隣の釣り人は硬めの竿にタックルごと交換。

後で聞くと「アタリが出ても食い込まない時には、魚を引っ掛けるしかないと思って交換しました」と語る。


結局、筆者は観音崎沖で最初の小さな1本のみ。

左隣の釣り人はうまく少ないアタリを引っかけてハリに掛けて3本をキャッチ。

80cmオーバーの良型も混じっていたようだ。

とにかく、超食い渋りに遭遇すると、対応策がない。

その点、少ないアタリで「引っ掛ける」作戦に出た左の釣り人は戦略の引き出しの多いベテランとみた。

今後は喰い渋りの日には「引っ掛け釣法」にトライしてみようと考えて帰路についた。

当日の竿頭は6匹、スソはゼロ。

他の釣り船も惨憺たる結果だった。


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富浦新港 つり場ガイド

南風に強い富浦新港は内房の釣り場としては人気が高い。
理由はテトラ帯が少なく釣り場多いという点と無料駐車場や公衆トイレなど施設が充実している点の2点であろう。
足場も良好で水深も適度に深く、釣れる魚種が豊富という点も見逃せない。
また、富津館山道路を利用すればアクセスも抜群に良いから人気が高いのもうなづける。


最も人気の高いのが赤灯台堤防。

無料駐車場から近く、足場も良い。

ウキフカセ釣りではクロダイやメジナ、メバルの他夏季からはカゴ釣りやルアーでイナダやソウダガツオなど回遊魚の魚影も濃い。

春と秋にはエギングによるアオリイカの実績も高い。


また、釣り堀もあってファミリーフィッシングにも定評がある。

最近では「海王」と呼ばれる高級魚中心の沖合いのイケス釣り堀も営業され、海上釣り堀での釣りも人気を博しているという。

さらに、およそ2年前に完成した漁協直営のレストラン「おさかな倶楽部」では、新鮮な魚介類の定食を格安で食べられるため県内外から訪れる観光客も増えている。

特に1260円の満腹定食はオススメ。


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金谷フェリー港 つり場ガイド



神奈川県の久里浜港と内房を結ぶ東京湾フェリーの発着港として知られる金谷フェリー港。
最近はアクアラインが完成し、利用料金が片道800円となってからこのカーフェリーを利用する客は激減しているという。


釣り場としては潮通しが良く、釣れる魚種も豊富だから一度竿を出してみたい港である。

北側にある石積み岸壁では、投げ釣りでシロギスやカレイの実績が高い。

ウキ釣りではクロダイやメジナ、ウミタナゴも釣れる。

ただし工事作業時間帯は立入り禁止。

近くに無料駐車場や公衆トイレもあり便利なポイントだ。


対岸のフェリー発着岸壁側では、水深が深く根も点在するためクロダイやメジナの魚影が濃い。

サビキ釣りでアジやイワシも釣れるが、テトラ帯は足場が悪いので初心者は要注意。

特にテトラを渡って行く先端のトーフ石はベテラン向き。

クロダイ、アジ、メバル、ウミタナゴに加えルアーシーバスの実績も高い。


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釣り専門出版社の地球丸から5月下旬かに発売された「関東周辺防波堤釣り場ガイド」は北は茨城県大津港から南は静岡県静浦港まで全53港の釣れる絶好ポイントを網羅しました。港の足下の水深から各ポイントの海底状況はもちろん、駐車場、トイレ、最寄りの釣具店など最新情報を盛り込んで制作しました。巻頭カラーページではアオリイカやイナダ、クロダイなど人気魚種の釣り方解説や仕掛け情報も掲載しました。総ページ数144で本体価格1500円+税です。各港のカコミ記事にはグルメ情報や釣具店情報も入れました。うみつりネットの筆者自身が足で取材した渾身の自信作です。できれば書店で手に取ってご覧下さい。

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カサゴ、アイナメ、メバル、ソイなどの根魚は定着性が強く、移動する距離や範囲は少ないという。そんな根魚のポイント攻略法を徹底的にまとめあげたのが本書。消波ブロックや堤防際の隙間に身を潜める根魚をエサとルアーで根こそぎ釣りまくる戦術を詳細に伝授する渾身の力作である。関東周辺を調べ尽くした永久保存版だ。

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